カリキュラム

学力と人間力を育む教育カリキュラム

中学・高校6年間を通したカリキュラムで、週6日制のゆとりある授業時間を確保。
課外活動や学校行事なども多彩に展開し、豊かな感性や創造力を養います。

英数コース紹介

将来と大学入試改革を見据え学力・人間力の礎を築く英数コース

授業や行事での学び・経験、その中で育まれる仲間・教員との交流を通して、どんどん興味や視野が広がっていく中学3年間。大学入試改革はもちろん、あらゆる進路・フィールドにも対応できる学力・人間力の基盤を築くことを目指したカリキュラムのもと、一人ひとりの可能性を伸ばします。

学力の三要素と英語4技能を着実に育む授業と学習サポート

英語・数学・国語に重点を
置き未来の可能性を最大化

全ての学びの基盤となる国語に加え、英語・数学にも重点を置いたカリキュラムを設置。大学受験にも、コミュニケーションツールとしても「使える」英語力と、文系・理系に関わらず大学受験で武器となる数学の土台を築きます。

主体性・協同性を育み
視野を広げるグループワーク

あらゆる教科の授業において、互いの意見を共有できるグループワークを実施。自分の考えを伝える力、仲間の考えを尊重する姿勢を育み、新しい大学受験やグローバル社会で求められる主体性・多様性・協働性の確立を目指します。

意欲と自信を高めるために
各種検定試験にチャレンジ

授業や行事を通じて身につけた英語力を試す機会として、全員が「 TOEIC Bridge 」(全学年)、「 GTEC 」(中3)を受験。また希望者は、実用英語技能検定も受験できます。数学検定や漢字検定にも挑戦し、学ぶ意欲と自信を高めていきます。

課題発見・解決能力を培う「総合探究」

高校では2019年度より、課題発見・解決能力の養成を目指す週1回の独自の授業「総合探究」を導入しています。ICT機器を活用しながら、「仮説→追求→表現→仮説」を繰り返し考えを深めていく探究活動のプロセスを理解。進路をテーマとした探究活動に取り組み、目標の明確化にもつなげます。高2・高3には、プレゼンテーションを行う機会を設ける予定です。

進路実現の原動力となる教員・仲間との強固な信頼関係を構築

セルフ手帳と二者面談を軸に
一人ひとりに寄り添いサポート

1日のスケジュールや学習計画などを記入できるセルフ手帳は、担任の教員との大切なコミュニケーションツールの一つです。毎日担任が目を通し、学習の進捗状況はもちろん生活面にも目を向けてアドバイスなどを書き込み、生徒からの相談にも対応します。そこでのやりとりを踏まえた二者面談も、定期考査前をはじめ、個々の様子を見ながら年間を通して実施。各教科担当や部活動の顧問を含む多くの教員の目で、一人ひとりを多方向から見守りサポートします。

水田学習をはじめとする行事で育む
仲間との絆と生涯に活きる人間力

仲間や先輩・後輩とのつながりを築く場、大学受験や社会で求められる人間力を育む場、それらをレベルアップする場として多彩な行事を用意。学校に隣接する田んぼを活用し、全学年が米づくりを体験する水田学習もその一つ。自然の恵みに感謝する気持ちを育み、現在の食生活が多くの人の支えで成り立っていることを学ぶ貴重な機会でもあります。行事を通して培った自ら考え行動する力、協働する力は、中学の集大成、ニュージーランド1ヶ月留学で発揮されます。

英語教育プログラム

多彩な取り組みで「使える」英語力を養う

金光大阪が展開する英語教育のコンセプトは、「使える」英語力を身につけること。実践的な授業と英語を使った活動を通して、コミュニケーションの手段としてはもちろん、志望大学合格のため受験英語対策においても「使える」英語力を育みます。

Point
01
標準を上回る週460分の英語学習

中学では3学年とも、ネイティブ教員による指導のもとオールイングリッシュで学ぶ英語Cと、文法や読解を学ぶ英語Rを合わせて週8時間と、標準の週4時間を大きく上回る授業時間数を確保しています。加えて毎朝10分間、リスニング力を鍛える「English Time(ET)」も実施。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を徹底的に伸ばします。

Point
02
英語を使う活動を豊富に用意

基礎と実践をバランスよく鍛えるために、授業で培った英語力を試す場を数多く設けています。なかでもスピーチコンテスト、グループで一つの課題に取り組むL&T(Leadership Skill & TeamworkSkill)は、3学年合同で実施。中1・中2にとっては、先輩の姿を見ることで、さらなるレベルアップに対するモチベーションを高める機会ともなっています。

日々の英語教育

オールイングリッシュで学ぶ
ネイティブ教員による英語C

ネイティブの教員による英語コミュニケーションの授業。さまざまなトピックを英語で学ぶことにより、正しい発音や表現力を身につけるとともに、国際感覚を磨きます。3学期には各学年のレベルに応じた作品づくりに挑戦。3年生は卒業制作として、レポート作成に取り組みます。

習熟度別クラスで
文法や読解を学ぶ英語R

日本人教員が担当する、文法・読解について学ぶ授業。日本語による丁寧な解説により理解を深め、大学受験に対応するための土台を築きます。一人ひとりのレベルに応じて無理なく学べるよう、定期考査ごとに習熟度別クラスを編成しています。

「話す」「聞く」力を育てる
毎朝のET(English Time)

月曜から土曜までの毎朝10分間、英語学習の時間を設けています。中1は英語に慣れることができるよう、ネイティブ教員が担当。英語を使ったコミュニケーションやCDによるリスニングを積み重ねることで、「話す」「聞く」力を伸ばします。

基礎期 1年次

  • Point
    01
    学習習慣を身につける

    1年次は、6年間の学びの基礎を築く大切な時期です。第一の目標は、学習習慣をしっかりと身につけること。何をしたらよいのかわからず困ることがないよう、授業の予習・復習を宿題とし、基本科目の学力を培います。

  • Point
    02
    自習ノートの活用をスタート

    中学では3年間、宿題に加えて、自習ノートに取り組みます。自分で考えて勉強する時間を持つことを目的としたもので、最低1日1ページ、英単語や漢字、計算など好きな教科・内容を学習。担任が毎日チェックをします。

  • Point
    03
    楽しく学校生活を送るための人間関係を構築

    生活面では、基本的な生活習慣を身につけることと人間関係づくりを重視。3学年合同で行う1泊2日の宿泊研修では、3学年混合の班でイカダ作りなどに取り組み、仲間との横のつながり、先輩との縦のつながりをつくります。

集中して机に向かう習慣が定着。勉強とサッカー部の活動を両立しています。

宮戸さん
英語をしっかり勉強したいと思い、金光大阪を選びました。
戸田先生
ノートの取り方が上手になったね。勉強を頑張っているのが伝わってくるよ。
宮戸さん
高得点を取っている仲間がいて、刺激になっています。サッカー部の練習で疲れていても、毎日30分は机に向かうようにしていて、最近は気づくと1時間経っていることもあります。
戸田先生
うまく両立できていると思います。クラスではムードメーカー。文化祭の練習でも、場を明るくしてくれているね。
宮戸さん
行事の中では勉強合宿が印象に残っています。特に国語では、漢字に関する問題を作り、先生が解けるかどうか、というチャレンジをしました。楽しかったです。
戸田先生
いろいろなことに興味があって、どんどん挑戦する、そのバイタリティが宮戸さんのいいところ。大切にしてほしいな。
宮戸さん
目標としている仲間の点を1回でも上回りたいので、これからテスト前はスマホを観る時間を減らして、もっと集中したいと思います。
戸田先生
その調子で頑張れ! 応援してるよ。

基礎期 2年次

  • Point
    01
    自ら考え、学習に取り組む姿勢を育む

    1年次に身につけた基礎学力を土台とし、応用的な内容へと踏み込んでいきます。復習を徹底しながら新たな知識を積み重ね、深く学び考える力とともに、自らできることを見つけて取り組む姿勢を養います。

  • Point
    02
    オーストラリア語学研修で英語力を向上

    夏休みに、希望者を対象とした11日間のオーストラリア語学研修を実施します。二人1組でホームステイし、英語によるコミュニケーションを実践。3年次のニュージーランド1ヶ月留学に向けた事前学習としても最適です。

  • Point
    03
    行事を通して上級生としての意識を喚起

    宿泊研修をはじめとする3学年合同の行事においても、自分にできることを見つけ、自ら行動する姿勢をもつことを重視。先輩の言動を通して中3になった時に果たすべき役割を学び、上級生としての自覚を促します。

英検を通して自信がアップ。英検準2級合格と生徒会活動への参加が目標です。

馬場先生
中1で英検4級、中2で英検3級に合格。着実にステップアップできているね。
小寺さん
英検は優秀じゃないと合格できないというイメージがあり、当初は自分には無理だと思い込んでいました。受験したのは柔道部の顧問の先生に勧められたことがきっかけです。
馬場先生
4級合格で、自信が芽生えたかな?
小寺さん
はい。もっと自信をつけたいなと思い、3級を受験しました。
馬場先生
勉強合宿ではよく質問していたね。
小寺さん
夜の自習では、数検対策に励みました。楽しかったのは授業のグループワーク。特に、外国人の方にも分かりやすい日本語を使った防災ポスター作りが印象に残っています。
馬場先生
今後の目標は?
小寺さん
英検準2級合格と生徒会長になることです。生徒会では、昼休みに多目的室を開放したり、ノートパソコンの活用の場を広げたり、学校をより良くするために努めたいです。
馬場先生
大事なのはプロセス。失敗からも多くのことを学べるから、その「やってみよう」という姿勢を大切にしてください。

充実期 3年次

  • Point
    01
    高校課程のカリキュラムを先取り

    2年次までに中学課程を終え、3年次からは高校課程のカリキュラムを先取りした授業を展開します。進路学習の一環として、10月には京都大学を訪問。将来を意識させることにより、学習の重要性を実感させます。

  • Point
    02
    英語力と自立心を育むニュージーランド留学

    夏休みにはニュージーランド1ヶ月留学に参加。授業で養った英語力を実践に活かし、さらなる英語力の向上を図ります。また現地では、一人1家庭のホームステイを実施。自分のことは自分でする、自立心を養います。

  • Point
    03
    勉強合宿を通して自主学習の習慣づけを徹底

    年1回、2泊3日の勉強合宿を実施。1・2年次に培った学力を高めつつ、集中して学習する姿勢を育みます。自習時間には教員のきめ細やかなフォローのもと、自分で計画を立てて取り組み、自発的に学習する姿勢につなげます。

人前に立って話すことへの抵抗がなくなり、生徒会長を務めるまでに変化。

上澤先生
勉強面では、1年の時からコツコツ取り組む姿勢を維持できているね。
佐藤さん
内容が難しくなってきたので、勉強時間を増やしました。成績を維持するためには、テスト前だけではなく、普段から計画的に進めることが大切かなと思っています。
上澤先生
その意識が、全教科の成績に反映されていると思うよ。学年が上がるごとに表情が明るくなって、周囲を見られるようにもなりました。
佐藤さん
自分でも変わったと感じます。入学当初は、人前で話すことが苦手でした。でも、授業で発表したり、文化祭の「いいものを作ろう」という雰囲気に触れたりするうちに自分の意見を言 えるようになり、抵抗がなくなってきたんです。
上澤先生
行事では中心となって取り組んでいるし、3年次には生徒会長を務めました。
佐藤さん
仲間が勉強や部活動を頑張っている姿を見て、「自分も負けられないな」って思ったことが大きいです。これからも興味があることには挑戦し、たくさんの経験を積んでいきたいです。
上澤先生
高校でも、持っている力を大いに発揮してほしい。活躍を楽しみにしています。

Topics

一人1台の『Chromebook』をはじめ充実のICT環境で、
いつでも、どんなときにも、質の高い学びを実現

どんなときにも学びを止めないためのICT環境を整備しています。
オンラインでの授業やコミュニケーションを通して、通常時と同様の質の高い学びを実践するとともに、金光大阪の特徴の一つである“教員と生徒との距離感の近さ”を維持します。

『Chromebook』を
生徒・教員全員が所持

Google社が開発したクラウド端末『Chromebook』を一人1台持ち、授業はもちろんのこと、あらゆる教育活動の場面で活用しています。文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトなど、様々なソフトを駆使して資料の作成を行ったり、学習成果の発表を行ったりします。緊急時のオンライン授業もこれを用いて学習します。

AI型タブレット教材
『Qubena』を導入

『Qubena』は、AI(人工知能)が生徒の解答プロセスにかかわるさまざまな情報を収集・蓄積・解析して、一人ひとりの習熟度に応じた設問を出題する5教科に対応した学習アプリです。出題された問題を解答すると瞬時に誤答分析を行い、AIがつまずいているところまで戻って生徒個々に応じた問題を出題します。それによって生徒は効率よく学び、内容を着実に習得することができます。

電子黒板とプロジェクターを
全教室に完備

電子黒板とプロジェクターは、単に教材の表示だけにとどまらず、ペンでの要点書き込み、教師端末から生徒端末への教材配信や、生徒の解答の進み具合を確認するなど、テンポの良い授業を行う上で欠かせないものとなっています。前述の『Chromebook』と組み合わせた使用で、さらに質の高い授業を提供することができています。