受験生の
方へ

VOICE 01

入学直後、勇気を持って
踏み出した一歩が、私の成長の起点。
中学で培った自信が、
進路実現の原動力に

国際教養大学 国際教養学部 合格

佐藤 楓 さん

金光大阪高等学校2025年卒業

学級委員長を務めたことを機に、“苦手”を克服。
想像もしていなかった自分に出会うことができた

 私にとって転機になったことの一つが、中学入学後、学級委員長を任せていただいたことです。人前で話すことが苦手でずっと避けてきた私が、「変わらなきゃ」と思うきっかけとなりました。そこから3年間にわたり学級委員長を務めたことで、自分の考えを周囲に伝えたり、クラスでの話し合いの進行役を担ったりできるように。さらに中3では、「中学の最後に大きなことにチャレンジしたい」という思いから生徒会会長に立候補。その頃には人前に立つことが苦ではなくなり、自信を持って堂々と話せるようになっていました。

 自分を変えるという意味では、中1から取り組んできた模擬国連部の活動も大きかったと感じます。英語力を伸ばせる環境に惹かれて金光大阪を志望し、その実践の場の一つとして、入部すると決めていました。模擬国連では、初対面の他校の生徒と意見交換をしたり、人前で発表をしたりしなければいけません。自然とコミュニケ―ション能力が鍛えられました。

 小6の時の自分が、中3の時の私の姿を見たら、びっくりしただろうなと思います。それくらい大きく変われた3年間でした。

先生の勧めで「おおさかグローバル塾」に挑戦。
将来の夢を見出すことができ、進路が明確化

 中学時代は漠然と「英語が好きだから外国部学部へ進学しよう」と思っていましたが、模擬国連部の活動を経て「英語を武器に専門分野で活躍したい」と考えるように。ただ、どの分野を専攻するのか、なかなか決められずにいました。

 そんな私の進路決定につながったのが、高2の春から参加した「おおさかグローバル塾」です。海外大学での学位取得を目指す高校生などを対象とした約1年間のプログラムで、ハイレベルな英語の授業を受講し、夏には英国・リーズ大学に短期留学、最後の成果発表会では大阪への貢献をテーマに英語によるプレゼンテーションを行います。成果発表会に向けて将来についてじっくりと考える中で芽生えたのが「すべての子どもが質の高い語学教育を受けられる環境づくりに携わりたい」という思い。その実現に向けて国際教養大学を目指すことを決めました。英語力を活かしながら、リベラルアーツ教育のもと幅広い知識を身につけることができ、教職課程を通して教育についても学べる環境が魅力です。

 この時点で高2の3月。そこから、必要な評定平均を取るための定期考査対策、模擬国連部と「おおさかグローバル塾」の経験を活かせる学校推薦型選抜対策、もしもの場合に備えた大学入学共通テスト対策を、同時進行で進める日々が始まりました。

私の6年間チャート

先生方のサポートのもと学校推薦型選抜で第一志望校へ。
語学教育改革のためのより良いアプローチを追求したい

 受験勉強において力となったのは、中学時代に養った、隙間時間を活用しながら毎日コツコツ勉強する習慣です。その姿勢をベースに効率化を図りながら、大学入学共通テストに向けて苦手な数学の克服に力を注ぎました。結果、10月の学校推薦型選抜で合格。小論文の添削や面接練習など、きめ細かなサポートをしてくださった先生方には本当に感謝しています。

 今の私があるのは、中学3年間を通して自分に自信を持てるようになったからこそ。そこから、様々なことにチャレンジしようと思えるようになったことが「おおさかグローバル塾」への参加につながり、進路を見つけることができました。語学教育の環境整備に、より広い視野でアプローチできるように、これから4年間、貪欲に学んでいきたいです。

VOICE 02

勉強と部活動と両立できたのは
わかりやすい授業があったから。
サッカーを通して培った継続力が
受験勉強の支えになりました。

立命館大学 経営学部 合格

辻 琉生 さん

金光大阪高等学校2025年卒業

高3の6月までサッカー漬けの学校生活。
授業を大事にすることで基礎を定着

 サッカーの強豪校でプレーしたいという思いから金光大阪中学校を志望。高3の6月に引退するまで、サッカーに全力を注いできました。中学時代は宿題こそやってはいたものの、定期考査前の勉強は要点のみということもしばしば。それでも基礎を定着させることができていたのは、先生方のわかりやすい授業のおかげです。英数国については中3までに高1の範囲を終えていたこと、また古典に関しては、朝の小テストができるようになるまで放課後に指導してくださったことも大きかったと感じます。中学での積み重ねがあるので、高校でも授業をしっかりと聞くことで、一定の成績をキープできていました。

 受験勉強を始めたのは高2の3月からです。仲の良い友達がスタートさせたのを見て、危機感を覚えたことがきっかけでした。夜に無理して勉強をすると翌朝の起床時間に影響するため、夜型から朝型の生活スタイルに変え、計画通りに勉強を進めることを徹底。サッカー部を引退するまでの3カ月間は、移動時間や休み時間など、すきま時間を見つけては取り組んでいました。頑張れたのは、周囲より遅れているという自覚があったから。自分が一番下、誰よりも勉強をしなければ追いつけないという気持ちで頑張りました。暗記が苦手な私の救いとなったのが、高2・高3の日本史の授業。とても面白く、苦手意識を払拭することができました。

“得意”ではなく“興味”を重視して進路を決定。
毎日コツコツ続けたことが進路実現のカギに

 進路を決めたのは高2の時です。理系科目が得意なのですが、金融関係に興味があったので文系を選択。後に公認会計士になるという目標が見つかり、国家試験合格実績の高い立命館大学を志望。一般選抜で合格を勝ち取ることができました。

 進路実現の支えとなったものの一つは、同じ大学を目指す、自分よりも成績の良い友達の存在です。夏の模試でB判定が出て学力の伸びを実感した時にも、慢心することなく、「友達に追いつかなければ合格できない」と気持ちを引き締めることができました。そしてもう一つは、部活動を通して身につけた継続力です。サッカーに限らずスポーツは、トレーニングや基礎練習をコツコツと続けることが重要。勉強も似ているところがあると思います。計画通りに毎日続けられたのは、サッカーに一生懸命取り組んできた日々があったからかもしれません。

 合格後すぐに簿記3級の勉強に着手しました。公認会計士を目指しながら、将来に活きる幅広い知識・経験を得ることが目標です。

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